アカオニタビラコ(キク科 オニタビラコ属)
赤鬼田平子 Youngia akaoni

水生庭園付近でみられる1~2年草です。
日本全土の丘陵~山地に分布しています。

昔は、オニタビラコで一つだったのですが、今は、アカオニタビラコとアオオニタビラコ(youngia japonica)の2種に分けられています。
太くて�赤い茎、花茎は普通1本、茎に葉がつくのがアカオニタビラコで、
町の道端や城址公園の石垣などにひょろひょろと何本もの花茎をだしているのがアオオニタビラコです。



コオニタビラコ、ヤブタビラコなどとの区別点を書いておきましょう。
舌状花を数えるのが面倒だなと思ったら、オニタビラコかヤブタビラコです。コオニタビラコは8、9個しかありません。
オニは20個以上、ヤブも20個程度の舌状花があります。
また、葉をみては先が尖っているのがオニタビラコです。ヤブタビラコはかなり丸っこいですね。
(しかし、秋に見たものでは、葉先が丸っこいオニタビラコもありました。冠毛が無かったらヤブタビラコにしてしまうところでした)

また、これらが明らかに違うのは、そう果に冠毛があるかないかです。
オニタビラコには多くのタンポポ亜科の植物と同じように、白い冠毛があり風に飛ばされていきます。

花は5~10月。茎の先に黄色の頭花を散房状にいくつも咲かせます。

2020年4月29日


2004年5月29日 花の様子

2004年5月29日 葉先の様子



2004年5月29日 そう果の様子。白い冠毛があります。