ドクダミ(ドクダミ科 ドクダミ属)
蕺草 Houttuynia cordata
展示館前・横、水生庭園付近で見られる多年草です。
本州、四国、九州、沖縄の丘陵や平地のやや暗い場所に分布しています。
全草に臭い匂いがあるため嫌う人もいますが、この匂いは何となく祖父母を思い出します。
乾燥させて、どくだみ茶を良く飲んだものです。
また、葉を丸めて鼻につめて蓄膿の治療などに使った覚えがあります。
民間薬としてよく利用され、10の効用があることから十薬とも呼ばれていますね。
名前は、毒消しや痛み止めに効くということから「毒痛み」が訛ってドクダミになったとか。
花は6~7月。花弁のような白い4枚の苞の間に、長さ2、3cmの花穂を出し小さなシベ花をびっしりとつけます。
2004年5月29日 苞と花の様子