エゴマ(シソ科 シソ属)
荏胡麻 Perilla frutescens

A62付近、吉住釜付近、ナチュラリスト駐車場付近などで見られる、高さ20〜70cmの1年草です。葉は対生します。
本州、四国、九州の山地の林縁などに分布します。

シソもシソ属の1年草ですので、よくシソと間違えられるのですが、ガク筒の周りの毛が特徴的です。
葉の香りは、ややレモンの匂いもすることがあり、かつてはレモンエゴマとされていました。(富山県植物誌(大田ほか1983)

茎の毛や、花穂下の苞の形からは、エゴマのようにも思えますが、一定ではないようです。
栽培されているエゴマ自体が、シソ属の何かと交雑させたものか、それとも自然にシソ属のものと交雑したのかもしれません。

ここでは、疑問を残しつつ、エゴマとしておきます。

花は8〜10月。枝先に花序を出し、小さな唇形花を多数咲かせます。