エゾノギシギシ(タデ科 ギシギシ属)
蝦夷の羊蹄 Rumex obtusifolius
水生庭園付近などで見られる多年草です。
ヨーロッパ原産ですが、古い時代に入ってきた植物だそうで、北海道から九州の道端や荒地に分布しています。
ギシギシの仲間は、写真のように、花のあと内花被が膨らんで中央部がこぶのように膨らむのが特徴です。
このエゾノギシギシは、翼状に内花被が広がり周りには刺のような突起がいくつもあります。
日本に元からあるギシギシは良く似ていますが、内花被の先は刺のようにはなりません。
ナガバギシギシは内花被が熟すと赤くなります。
アレチギシギシは内花被はあまり広がらず、全体としてもほっそりとした感じです。
2004年5月29日 花の後の様子
(内花被が広がって翼のようです。また赤く膨らんだ中にそう果が入っています。)