ヒメアシボソ (イネ科 アシボソ属)
姫脚細 Microstegium vimineum f. willdenowianum
池の周り、展示館前広場の西側、展示館へ至る道沿い、ナチュラリスト駐車場西の道路沿いで0.3〜1mの1年草です。葉は互生します。
日本全土のやや湿った草地や林の縁に分布しています。
茎が先よりも根元の方が細いというので、「足細」です。
実際に触ってみても、やはりなんとなく細いと感じます。
根元の茎は横に這って分枝しています。
エゴノノコアシを形成する、エゴノネコアシアブラムシが夏の間過ごす草本は、普通アシボソとされていますが、
このヒメアシボソはその品種になります。
つまり同種ですから、エゴノネコアシアブラムシの真夏の住処となります。
花は9月〜10月。茎の先に花序の枝を1〜3本を直立又は斜上します。
小穂は2個ずつ出し、有柄のものと無柄のものとが対になっており、長さは4〜6mmで芒がありません。
アシボソには1cm以上の長くてしっかりした芒があるので見分けがつきます。
葉は薄く4〜10cm、幅は1cm内外です。
2006年10月14日
2004年10月16日 花序の様子。1本しかありませんでした。
折り曲げてみると芒が無いことが分かりました。(写真はだめでした)
2004年10月16日 葉の様子。