ヒメジソ(シソ科 イヌコウジュ属)
姫紫蘇 Mosla dianthera
水生庭園の奥の休憩舎付近、水生庭園、展示館へ至る道に良く見られる、高さ20〜60cmの1年草です。
日本全土の道端や山野の端に分布しています。
シソの名前は付いていますが、シソと違ってよい香りもなく、背丈もそれほどではありません。
でも、少しずつ咲く小さな花が、始まったばかりの秋を演出してくれる、かわいい花なのです。
花は9月〜10月。枝先に5、6cmの花穂をだして小さな唇形花をたくさん咲かせます。
花の中をよく見ると、上のおしべ2個は葯がついていますが、下側の2個は葯の無い仮雄蕊です。
シソ科の中にあっては珍しいと思います。今度、ゆっくり覗いてみてね!
2003年9月15日
鋸歯ははっきりとした粗い鋸歯で、数はイヌコウジュより少なめの4から6個。
ガクの上唇はあまり尖らないのが特徴です。