ヒロハノウシノケグサ (イネ科 ウシノケグサ属)別名:ヒロハウシノケグサ
広葉牛の毛草 Festuca pratensis
水生庭園の周りなどで見られる、高さ45〜150cmの多年草です。
ヨーロッパ〜西アジア原産で、北海道〜九州に分布しています。
背が高く、葉幅が広いウシノケグサの仲間といえば、ヒロハウシノケグサとオニウシノケグサですが、
これには、ヒロハノウシノケグサとの交配品もあったりするようです。
ここでは芒(ボウ)が短く葉鞘の縁毛が目立たないことからヒロハウシノケグサとします。
花は5月〜8月。大きな円錐花序を出し、10〜18mmの小穂を出します。
第一包頴より第二包頴が長く、外花頴には若干のノギがあることが多いようです。
葉は10cm程度。少し内巻きになり、基部には葉耳が出っ張り、ごく短い葉舌があります。
2005年5月28日 花序の様子。
2005年5月28日 包頴のようす。短いのが第一包頴。
2005年5月28日 4mm以下のノギがあるか無ノギになります。
2005年5月28日 葉舌は低く1mmほど。葉耳が尖り開出毛ほとんど目立ちません。