ホシナシゴウソ (カヤツリグサ科 ゴウソ属)
星無し郷麻 Carex maximowiczii var. levisaccus
水生庭園の奥などで見られる多年草です。
日本全土の水辺や湿地、田のあぜなどに分布しています。
よく水辺で大きな株を作っています。またそれほど湿性地でないと思われるところでも見られます。
花は5月。小穂には長い柄があり垂れ下がります。
普通のゴウソに比べ白い斑点のような星がなく、花穂はやや大きめです。
頂小穂は雄性で褐色をしたものが向こう側に見えます。側小穂は雌性で太い円柱形になります。
果胞は卵型で、先端にはくちばし状の部分がほとんどないのが特徴です。
2004年5月22日 若い果穂の様子