フトイ (カヤツリグサ科 フトイ属) (ここでは狭義ホタルイ属Schoenoplectiellaを含むフトイ属とします)
太藺 Schoenoplectus tabernaemontani

水生庭園に数株見られる多年草です。
日本全土の池沼、川岸などに分布しています。

茎が丸く太い円柱形ですので、フトイです。もちろんイの仲間ではなくホタルイの仲間です。
花は6〜7月。茎の先の苞の脇から枝を出して、5、6個の小穂をつけます。

この仲間には、サンカクイ、ホタルイ、ミヤマホタルイ、カンガレイなどがあります。
これらの共通点として、鱗片が顕著で、花被片が刺針に変化していることです。
イグサ科では、花被片は雄性期にはっきりと分かります。


2004年6月6日 全草と葉の様子 葉が中折れしています。。。

2004年6月6日 小穂の様子 葉が途中で折れて上下反対になっています