イヌエンジュ(マメ科 イヌエンジュ属) 別名:オオエンジュ
犬槐 Maackia amurensis

展示館前の広場などで見られる落葉高木です。葉は奇数羽状複葉で互生です。
北海道、本州(関東、中部地方以北)に分布します。南にいくとハネミイヌエンジュ、さらにはシマエンジュ(シマイヌエンジュ)になります。

幼木を1本見つけたときは、何かなと思いましたが、小葉の裏面に褐色の毛が生えているので分かりました。

花は7月から8月の暑いとき、枝先に大きなブラシのような総状花序を数個ニョキッとだします。
果実は10月ころに熟し、中には3〜6個のマメが入っています。
若い豆果は瑞々しくて、おいしそうですが食べたことがありません。

このイヌエンジュは、富山県のちょっとした山間で、床柱にするために植えられているのを時折見ます。


2004年5月2日 葉の様子




2005年12月24日  冬芽の様子