イワガラミ(アジサイ科(旧ユキノシタ科) イワガラミ属)
岩絡み Schizophragma hydrangeoides

散策路の樹木に絡まっているツル性落葉木本です。葉は対生しています。
本州、四国、九州、朝鮮半島の林縁、林間、岩場に分布しています。

木に絡まっているけれど、イワガラミです。よく岩に絡まっているものも見ます。
ツルアジサイもごく普通に見ますが、ツルアジサイは装飾花のガクは4枚、イワガラミは1枚なので花があればすぐに分かります。

花がなくても、葉の鋸歯のあらさ(=数)でもわかります。
下の写真のように、鋸歯を数える気になる程度の数ならイワガラミです。
鋸歯の数を数えるのが面倒なぐらいに多く低いのがツルアジサイです。

花は6〜7月。枝先に直径10〜20cmの散房花序を出し、小さな両性花が密集します。
その外側に、装飾花の白いガク片がつきます。


2004年4月24日 葉の様子