カリヤス (イネ科 ススキ属)
刈安 Miscanthus tinctorius

尾根の散策路や水生庭園付近の草地で見られる、高さ0.6〜1mの多年草です。

名前は刈りやすいことから来たと言います。
ススキの仲間の分類は、小穂のノギと小穂基部の毛の長さが決め手です。

カリヤスは、小穂基部の毛も短く、芒もでないことが特徴です。
これに対して、ススキは芒が長く、毛は短い。オギは芒が無く毛が長いということで確認できます。
雰囲気としては、カリヤスは総花がまとまっていて、なんとなくやさしい感じがします。

花は8〜10月。
尾根の散策路を歩いていて、「寂しいススキだな」と思われたら、それがカリヤスです。


2004年10月10日 花序の様子




2003年9月15日 



2005年11月20日 小穂のアップ(目盛は1mm)





2005年12月12日 茎の断面 中空です。