カワラスガナ (カヤツリグサ科 カヤツリグサ属)
河原菅菜 Cyperus sanguinolentus
水性庭園の奥の方で見られる1年草です。
日本全土のあぜや川渕などの湿ったところで見られます。
カヤツリグサ科といい、イネ科といい、よく分からないものが多く、嫌いな方も多いと思います。
私も同類ですので、仲良くしようね。。。
カヤツリグサ属にあってこれと本家のカヤツリグサは比較的分かりやすいのです。
こちらの花序の枝は長くならず、小穂が頭のようにこじんまりとまとまっているのです。これと同じようなのがイガガヤツリですが、小穂がもう少し長いのと砂地のようなところに出てくるので、区別できます。
カヤツリグサ属では、カヤツリグサ、ハマスゲ、イガガヤツリが乾燥地に、それ以外はだいたい湿地に出てきます。だいたいですよ、だいたい。だってねいの里の湿ったとこにカヤツリグサはありますから。。
花は、8月から10月。茎の先に長い葉状の苞が2〜3本のび、その間に頭状の小穂をつけます。
小穂には10〜30個の小花が2列に並んでつくのですが、小花の数がぐっと少ないタイプも多く、このねいの里のものはその少ないタイプです。
2004年9月19日 花序の様子
2004年9月19日 拡大