コアゼガヤツリ (カヤツリグサ科 カヤツリグサ属)
小畦蚊帳吊 Cyperus haspan var. tuberiferus
水生庭園の処々に見られる、高さ20〜60cmの1年草です。
本州、四国、九州の田のあぜや溝のふちなどの湿ったところに分布しています。
赤褐色の小穂が線香花火のようにつくことから、ミズハナビとの別名もあるようです。
花は8月〜11月。茎の先の葉状の苞の間から数個の枝を伸ばして、先端に赤褐色の小穂を4、5個つけます。
小穂は扁平で10〜20個の小花が2列に並んでつきます。
鱗片は長楕円形で中脈は緑色です。
2004年9月19日 花序の様子
2004年9月19日 小穂の様子