コハウチワカエデ(ムクロジ科(旧カエデ科) カエデ属)別名:イタヤメイゲツ
小葉団扇楓 Acer sieboldianum
吉住釜の横の林などで見られる落葉高木です。葉は対生します。
本州、四国、九州の山地〜丘陵に分布しています。
ハウチワカエデに似ていて、小さいことからこの名前があります。
ハウチワカエデは大きく葉柄が葉身の2分の1より短いのですが、このコハウチワカエデは葉身の2分の1より長いのです。
また、成葉では、裏面の脈上にのみ毛があるほかは無毛で、葉柄には毛が目立ちます。
よく似たヒナウチワカエデや名前が似ているオオイタヤメイゲツの葉柄には毛が無いので、この点は大事な区別点です。
花は5月〜6月。複散房花序を下げ、淡黄色の普通雄花と両性花を同じ花序につけます。
2004年5月5日 葉の裏の様子。脈上の毛以外は無毛です。葉柄の毛は目立ちます。