コモチマンネングサ (ベンケイソウ科 マンネングサ属)
子持ち万年草 Sedum bulbiferum

水生庭園付近で見られる多年草です。
本州、四国、九州、沖縄の道端や田のあぜなどやや湿ったところに分布しています。

この仲間もたくさんあります。メノマンネングサ、タイトゴメ、メキシコマンネグサ、ツルマンネングサ、ヒメレンゲなどです。

コモチマンネングサの特徴は、何と言っても、葉腋に珠芽がつくことです。
写真でも右側の葉腋に丸い芽が育っています。これがぽろっと取れて、来年の春まで休眠した後大きくなっていくのです。
繁殖はこの栄養繁殖が主体で、花は咲いても種子はできていないようです。

葉は、下では対生しますが、上の方は互生しています。

花は5〜6月。直径1cm程度の黄色い花を咲かせます。


2004年6月6日 花と葉と珠芽の様子。