コムラサキ(シソ科(旧クマツヅラ科) ムラサキシキブ属)別名:コシキブ
小紫 Callicarpa dichotoma
展示館の裏に植栽されている落葉低木です。葉は対生します。
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国の山野の湿めった場所に分布しています。
まず滅多に自然のものはありません。
このコムラサキのことをムラサキシキブと思っている人もいるようですが、背丈や葉がムラサキシキブより小さいです。
また、花序が付く場所も若干違っています。
コムラサキは、葉腋から6、7mm程度離れたところから花序が出ています。
ムラサキシキブなどは普通どおり葉腋からでていますので、今度比べてみてください。
花は、7〜8月。ムラサキシキブより若干遅れて咲き出します。
淡い紅紫色の小さな花を10〜20個ほど咲かせます。
果実はムラサキシキブと同じ紫色に熟します。
写真の枝は毛だらけですが、だんだん毛は無くなっていきます。
2004年7月3日 花の様子
2004年7月3日 花序のでる位置を見てください。