コツブキンエノコロ (イネ科 エノコログサ属)
小粒金狗尾 Setaria pallidefusca
水生庭園の西側のやや湿った草地などで見られる、高さ15〜30cmの1年草です。
北海道、本州、四国、九州の田のあぜや道端など、やや湿った場所に分布しています。
キンエノコロに似ており、小穂が小さいことから名づけられました。
また、高さもほぼ30cm以内であり、キンエノコロやエノコログサに比べてかなり低いことも特徴です。
富山県植物誌には記載されていませんが、県内にも分布しています。
花は8月〜10月。茎上に長さ2.5〜4cmの短い花序をつけ、キンエノコロより小さめの小穂(2.5mm程度。キンエノコロは3〜3.5mm)を多数つけます。
2004年12月12日 高さは約20cmです。剛毛は0.7cmほどでした。
2004年12月12日 上の個体のアップです。花穂は約2.5cmでした。
2004年12月12日 右がコツブキンエノコロ(高さ20cmでした)。
左はよく分かりませんがキンエノコロかコツブキンエノコロの長めのもの・・かどちらかでしょう。。
2004年12月12日 小穂(もう稔っていますが)の様子
右がコツブキンエノコロ(長さ2.5mmでした)。左はやや大きめですが、この時期ははっきりしません。