クマノミズキ(ミズキ科 ミズキ属)
熊野水木 Cornus macrophylla
ナチュラリスト駐車場の下の方などで見られる落葉高木です。葉は対生します。
北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、ヒマラヤなどに広く分布しています。
この仲間は枝ので方で遠目でも、「ああミズキ科かな」と分かります。
光をしっかり受けるため、放射状に斜上して、段々に枝が張り出すのです。
実際、ミズキやクマノミズキは早生樹で、伐採地などにいち早く進出してくる樹木の一つです。
花はミズキより1月遅れた6〜7月に咲きます。白い小さな花を散房花序につけ、葉より高く出します。
果実は8月から9月に黒く熟し、よく鳥が食べに来ていますので、じっくりと見ていてください。
じっと森に溶け込むようにしていると鳥たちも安心してやってきます。
葉は尾状に尖り、ミズキのようにちょこっと短く尖るのとは違っています。
でも葉は対生ですから、ミズキと間違う事はありません。
2004年6月20日 花の様子
2004年5月15日 蕾と葉の様子。