クズ(マメ科 クズ属)
葛 Pueraria lobata
展示館前の広場の林縁などで見られるツル性の多年草です。
日本全土の山野でごく普通に分布しています。
根からとった澱粉を葛粉として昔は使いました。
また、根を感想したものを葛根湯として初期の風邪に用いるなど、大事なものでした。
しかし、現在の里山では、ヤブガラシとともに樹木を覆い枯らしてしまう厄介ものになっています。
小葉3枚の複葉で葉柄など全体に粗い毛があります。
この1枚を摘んで軽く握った手の上で叩くといい音がするのです。
良い音が出した方が勝!などと遊んだものです。何か懐かしいですね。
花は7〜9月。総状に多数つき紫色の蝶形花を下から咲かせます。
2004年8月7日 花の様子
2004年5月5日 葉