ナズナ(アブラナ科 ナズナ属)別名:ペンペングサ
薺 Capsella bursa-pastoris
水生庭園付近の土手などに見られる、高さ10〜40cmの2年草です。
日本全土の道端や畑などに分布しています。
ご存知春の七草の一つです。
花は3〜6月。白いちいさな 花を下から咲いていきます。
果は短角果で、三味線のバチのような形をしているので、ペンペングサとも言います。
ナズナの語源には諸説あって、「愛でる菜」、「朝鮮古名のナジの菜」がなまったものなどの説があるようです。
根生葉は羽状に分裂しロゼット状ですが、茎葉は裂けずに長く基部は茎を抱いています。
中国では古くから薬用につかっており、日本でも春の七草として体に良いとされていますね。
2004年4月21日 三味線のバチのような短角果ができています。
2004年4月21日 茎葉の様子。葉は基部で茎を抱きます。