ネコハギ(マメ科 ハギ属)
猫萩 Lespedeza pilosa
展示館南(裏)の広場の奥に見られる、地面を這う多年草です。葉は3出複葉で互生しています。
本州、四国、九州の明るい草地に分布しています。
全体に黄色っぽい毛に覆われていることから、犬萩に対置させて付けられた名前のようです。
茎は基部で枝分けれして、そのまま地面を這い、節で根をだしています。
花は7月〜9月。白い蝶形花を咲かせ、旗弁の基部は紅色です。
しかし、上部の葉腋では閉鎖花をつけることが多く、開放花の果より花柱が短くなります。この写真の果実もそのようです。
ハギ属は、果の中に1個の種子が入っていますが、下の写真は1個の若い種子が透けて見えます。
2005年8月20日 やっと開放花を見つけました。
2004年10月16日 葉の様子。毛だらけです。
2004年10月16日 豆果の様子。先端の果ですし花柱も短めですので閉鎖花からの果だと思います。