ネムノキ (マメ科 ネムノキ属)
合歓の木 Albizia julibrissin
展示館前の広場奥、水生庭園の奥、ナチュラリスト駐車場の上などで見られる落葉高木です。葉は2回偶数羽状複葉で互生します。
本州、四国、九州、沖縄、アジアの東部・南部の川岸や原野に分布しています。
夜になると、葉が閉じて眠っているようになるので「ネムノキ」です。
いわゆる就眠運動をする木の一つです。
花は7月。富山では梅雨本番から梅雨明けどきに、赤い放射状の花がさかんに咲きます。
1つの花に見えるものは、10〜20個の花が集まったものです。
花弁は黄白色で、中ほどまで合わさって筒状になっおり、遠目ではどこにあるのやら分かりません。
そしてガク筒は、花弁包むような、基部が若干黄緑色がかったものがそうです。
私たちが花弁だと思って見ているものは、実は、長くたくさんある雄しべなんです。
花はどこからみてもマメ科らしくなく、最近はネムノキ科として独立させる場合もありましたが、
APG体系ではマメ科に統一されています
でも果は豆果で、ああこうなればマメ科にしても異義はないのだがなあ。。。と思ってしまう時です。
豆果は10月〜11月に熟し、裂開すると種子を10個〜18個だします。
2004年6月26日 花の様子
2004年6月26日 花弁とガクの様子(どれがガクで、どれが花弁か分かりますよね)
2004年10月9日 豆果の様子。ああマメ科だと思う瞬間です。
2004年5月29日 幼木の様子。このすぐ横に親木があります。
2004年7月8日 午前5:30。「睡眠」から徐々に目覚めるところです。