ニリンソウ (キンポウゲ科 イチリンソウ属)
二輪草 Anemone flaccida
展示館前の広場の奥(北)に植栽されている、高さ15〜30cmの多年草です。
北海道、本州、四国、九州の山野のやや湿ったところに分布しています。
湿った場所に時として群生しているのを良く見ます。
花茎が2つのびてくるというので「二輪草」」ですが、1〜3の場合があります。
茎葉は柄がない3個の葉が輪生するので、イチリンソウ、サンリンソウと区別できます。
食べられるのはイチリンソウ属の中ではこれぐらいでしょうか。
おひたしなどにして、山菜として出てくるときがありますが、一般的ではないようです。
若いうちは有毒のものと間違いやすいので要注意です。
かつて、ニリンソウと間違えてトリカブトの葉・茎を食した死亡事故もありましたので、
しっかり分からない人は食べない方がよいでしょう。
2006年5月4日 白い清楚な花がきれいです。
2006年5月4日 茎葉は柄がなく3輪生しています。