オオアレチノギク(キク科 ムカシヨモギ属)
大荒地野菊 Erigeron sumatrensis

水生庭園奥の四阿横に見られる、高さ1〜2mの2年草です。
南アメリカ原産で大航海時代に世界各地に広がったようで、日本でも各地に分布しています。
最初の調査から16年が経過した2021年現在再度調査する必要があります。
ヒメムカシヨモギに置き換わっている可能性もあります。

最近は、イズハハコ属(Eschenbachia)から昔の通りムカシヨモギ属(Erigeron)として整理されたようです。

オオアレチノギクとヒメムカシヨモギは良く似ているのですが、
オオアレチノギクは、舌状花の舌状部がほとんど退化しています。
また、葉の両面に短毛が密生しています。
茎の毛はヒメムカシヨモギは真っ直ぐにピ〜ンと開出しますが、
オオアレチノギクは長短の毛がフニャリと開出しています。

花は7月〜9月。小さな頭花が円錐状に咲きます。



2005年8月20日 全体の様子





2005年8月20日 頭花の様子。舌状部がほとんどありません。





2005年8月20日 葉の表面。短毛が密生します。