ルリニワゼキショウ (アヤメ科 ニワゼキショウ属) 別名 アイイロニワゼキショウ
瑠璃庭石菖 Sisyrinchium angustifolium

展示館前の広場に少しだけ生えている、高さ20〜40cmの多年草です。
北アメリカ原産で、多くの地域に広がっているようです。

お庭によくでてきて、セキショウ(サトイモ科ショウブ属)の葉に似ているので、ニワゼキショウとなりました。
そしてこれは、花が藍色なので「ルリ or アイイロ」が頭に付いています。
ちなみに、富山県ではじめて確認されたのが、ねいの里です。

花は5〜6月。茎の先に普通のニワゼキショウより小さなルリ色(藍色)の花を咲かせます。
この花は1日花で、夕方にはしおれてしまうのですが、次から次に花が咲くので私たちの目を楽しませてくれます。

葉は、幅があり、普通2.5〜7mmとされていますが、写真のものは4mm〜5mmでした。

普通のニワゼキショウに比べ、
・背丈が大きく、反対に花は小ぶりです。
・花被片の先が芒のように尖っています。(オオニワゼキショウ、ニワゼキショウは芒のようにはなりません)
・果実はニワゼキショウより大きめになります。
・花茎の翼は広く、よく目立ちます。

また、ヒトフサニワゼキショウとは、花茎が分岐することが違っています。



2005年6月4日 花と花茎の様子。
花茎は2つに分岐しています。




2005年6月4日  花と花茎の様子




2005年5月28日 花被片の先が尖っています。