ササガヤ(イネ科ササガヤ属)
Leptatherum japonicum(広義:キタノササガヤを区別しない)
展示館前広場や展示館へ至る道、水生庭園処々で見られる、高さ20〜70cmの1年草です。葉は互生します。
北海道、本州、四国、九州の林縁や林内、道端などに分布しています。
アシボソに近い仲間ですが、これにエゴノネコアシアブラムシが夏の間移住するのかは分かりません。
エゴノネコアシが見られる付近ではアシボソ、ヒメアシボソも一緒に見られます。
アシボソと違って根元の方が細く感じるわけではありません。
小穂は長短1つずつがセットになるのは一緒ですが、
こちらは短い方にも柄があります。この点からササガヤを別属とする考えに戻っています。
花は8月〜10月。茎の先に3〜6本の花序をだし、小穂がややまばらにつくことから、弱々しく見えます。芒は6〜8mmで弱々しく伸びます。
写真のものは3〜4mmの小穂で、芒は6mmから最長のもので12mmでした。細くて弱々しいのが特徴です。
2006年10月7日
2006年10月7日