セリ(セリ科 セリ属)
芹 Oenanthe javanica
水生庭園でみられる、高さ20〜50cmの多年草です。
日本全土、東南アジア、オーストラリア、インドなどに分布しています。
葉は瑞々しく、群生して競って伸びる様から「せり」の名が付いたとのことです。
ご存知春の七草の一つで、若い芽、葉を食用にしますが、私もこの良い香りが好きです。
白くてやや太い匐枝を伸ばして秋に節から新芽をだしていきます。
花は7月〜8月。複散形花序を枝先に出し、白い小さな花をたくさんつけます。
良くみてみると、小さいながらも5個の花弁があり、背中の方に曲がっています。
気を付けるものにドクゼリがありますが、ドクゼリは芹の香りもなく、間違えることはないと思うのですが、
あわてて摘むと間違えることもあるかもしれません。特にドクゼリの根は太くタケノコのようなので、迷ったら調べてみるとよいでしょう。
ただ、富山県内ではドクゼリは絶滅危惧U類で、めったにお目にかかれません。
2016年7月28日 花が咲き乱れています
2003年9月15日 葉はこんな細いものから丸く大きいものまで変化があります。
2004年7月3日 花の様子