シャクジョウソウ里山タイプ(仮称)(ツツジ科 シャクジョウソウ属)
錫杖草 Monotropa hypopitys

散策路のイチヤクソウが昔たくさん咲いていた所に生育しています(詳細はご容赦ください)
山地〜深山のやや暗いところ(とはいっても暗すぎてもいけません)に生育する腐生植物です。
が、富山県内ではねいの里のほか県東部の里山地域にも確認されているのでそちらのタイプではと思われます。
ベニタケの仲間に寄生すると一般的には書かれていますが、どうもマツタケの仲間に寄生しており、これらがまた別の植物と共生し間接的に植物に寄生する形となっています。
北海道〜本州、四国、九州に生育しています。

富山県では準絶滅危惧に指定されています。
これまで1000m程度の標高の所でしか見たことが無かったのですが、富山県内では里山でも生育しているようです。
それでもなかなかお目にかかれない一品です。

この場所は、春には落葉掻きをしてイチヤクソウがまた出てこないかと期待していた所で、別の場所ではイチヤクソウも少し出ています。

2023年6月22日 この右側にも小さい株がありました。



2023年6月22日  柱頭が黄色く花弁の内側に毛が密生しています。


2023年6月29日 若い果実  刮ハになるはずなのですが、最後まで調べてみます。