シナミザクラ (バラ科 サクラ属) 別名:カラミザクラ
支那実桜 Prunus pseudocerasus

展示館南側の庭園に植栽されている、落葉小高木です。
中国原産で、食用に栽培されています。

支那実桜(別名は唐実桜)の意です。
このシナミザクラから、椿寒桜や啓翁桜などの園芸品が作られています。
このシナミザクラも園芸品と言えるのかもしれませんが、園芸品の母種として、ここでは取り上げました。

葉は、柄に毛があり重鋸歯です。

花は3月〜4月。花柄に毛があり、グラス型のガク筒、存在感のあるオシベが特徴です。
高さ4〜15cm程度の茎の先に幅4mm程度のやや楕円形の灰白色〜灰褐色の頭花をつけます。



2006年4月15日  花の様子




2006年4月22日  葉の様子