スイバ(タデ科 ギシギシ属)
酸葉 Rumex acetosa

展示館前の広場や水生庭園で見られる雌雄異株の多年草です。
北海道、本州、四国、九州の道端などに広く分布しています。

これも良く小さい頃食べました。
ばあちゃんからは、あまり食べ過ぎるとおなかに石がたまるぞ!と脅かされたものです。
でも、シュウ酸を多く含んでいるので、食べすぎは本当に結石になりますので、ご用心のほどを!

花は4月〜7月。茎の先に総状の円錐花序を出し小さな花をたくさんつけます。
果実は内花被片が花後発達してきて、果実の周りに翼のように張り出します。


2004年5月8日 果実の様子。翼のように張り出して、縁は赤みを帯びます。
ギシギシ(果実の鋸歯には細かい鋸歯)、エゾノギシギシ(翼の縁にはトゲ)、アレチギシギシ(翼は目立たない)という違いがあります。



2004年5月8日 葉の基部の様子。基部は矢尻型になります。
ギシギシの仲間はこうはなりません。

2020年5月14日 もう少し葉の様子が分かるようにしました。