タコノアシ (タコノアシ科 タコノアシ属) 環境省準絶滅危惧(NT)・富山県準絶滅危惧
蛸の足 Penthorum chinense
水生庭園内に植栽された、高さ30〜80cmの多年草です。(現在消失)
本州、四国、九州の水辺や休耕田などに分布しています。
花は8〜9月。茎頂に花序を3〜5個つけ、はじめのうちは渦巻状に曲がっています。それが蛸の足のようだというので、タコノアシとなりました。
本当にうまい名前をつけたもんだと思います。
なかなか見られない水辺の植物で、これはあるところから移植したものなのです。
ベンケイソウの中では、多肉質にならない、雌しべの基部に蜜腺がないという変わり者です。
2003年9月15日