チガヤ (イネ科 チガヤ属)
茅萱 Imperata cylindrica(広義)

水生庭園付近に見られる多年草です。
日本全土の山野など分布域はかなり広いです。

チガヤに気がつくのは、花が終わって果期の白い綿毛のころになってからです。
この点高い山で見られるワタスゲなどとよく似ていますが、実は結構花は目立つのです。

花は5〜6月。紅色の葯と柱頭がやや目立つ花を咲かせます。
小穂の基部には白い絹毛が密生しています。

若い花序はツナバと呼ばれ、かすかな甘味があるので口にいれることもありましたね。。
根茎は茅根(ぼうこん)と呼ばれ、利尿、止血に用いられました。



2004年7月8日 果期の白い綿毛の様子