チチコグサ(キク科 チチコグサ属)
父子草 Gnaphalium japonicum
展示館前広場の奥のほうで見られる多年草です。
日本全土の道端や公園、空き地などで見られるます。
ハハコグサは黄色く明るいので良く目立ちますが、これは地味な花なのです。
目立たない存在なので「父子草」というのだとしたら、これは父親として困ったものです。。。
まあ、いつも山や野に出かけて家を留守にしている花じいですので、まさにぴったりなのだそうで。。。
葉や茎には薄い綿毛が生え、特に葉の裏面は密生して、白くなっています。
花は5月〜10月。茎先に頭花が10数個集まっています。
よく似た外来種のタチチチコグサは、茎の上の方で葉腋にいくつも頭花の集まりをつけていますので違いが分かります。
2004年5月16日 花と茎葉の様子