トダシバ (イネ科 トダシバ属)
戸田芝 Arundinella hirta

A55〜56付近に見られる、高さ0.5〜1.2mの多年草です。
北海道、本州、四国、九州の道端や明るい草地に分布しています。

埼玉県戸田原に多かったというので、この名前がついたようです。
花は8〜10月。花序は10〜40cmで小枝を分枝するのが普通です。
小穂はやや紫色がかることが多く小花が2つ咲きますが、見た目には1つかなと思います。
この上(先)の小花が両性花で、下(根元)の小花は雄性花です。

葉の表面、葉の基部には毛が多く、葉舌はほとんどありません。
毛が多いのでアラゲトダシバとする場合もあるようですが、
トダシバはいろいろな変異が多いので、区別せずにトダシバとします。
また、カゼクサと同じように葉の途中でくびれができています。


2004年10月2日





2004年10月2日  途中でくびれます。