トウネズミモチ (モクセイ科 イボタノキ属)
唐鼠黐 Ligustrum lucidum

展示館の南側に見られる常緑小高木です。葉は対生しています。
中国原産で団地に植栽されているのですが、富山県無いでもよく植えられています。
鳥が果実を食べていろんなところに逸出しています。


モチの名前が付いていますが、もちろんモチノキ科ではありません。
このようなものとしては他にはカナメモチがありますね。カナメモチはバラ科ですね。

果実の色や形がネズミの糞のようで、モチノキに似た葉っぱで、中国原産なのでこんな名前がつきました。
庭木や街路によく使われています。

花は6月。大き目のの円錐花序を出し、白い小さな花を咲かせます。形は漏斗型で先端から深く割れて平開します。

よく似たものにネズミモチがあります。
ネズミモチよりは花序が大きな円錐花序で、葉も大きめですが、葉の基部の方が一番幅が広く先は細く尖ります。
ネズミモチは葉の中央部が一番幅が広く、先はさほど尖りません。

ネズミモチは葉が厚くより、トウネズミモチはやや薄く光に透かすと脈がよく見えます。

2017年3月16日


2017年3月16日





左=ネズミモチ  右=トウネズミモチ 2017年3月16