ユキバタツバキ(ツバキ科 ツバキ属)
雪端椿 Camellia × intermedia
斜面や谷付近の散策路などで見られる常緑低木です。葉は互生です。
ユキツバキとヤブツバキの両方が見られる地方(東北〜北陸の日本海側)の里山に分布しています。
かつてヤブツバキとユキツバキは変種関係ととらえていましたが、最近は別種とする考え方が最近では一般的で、
中間的なユキバタツバキはこの両親種の雑種と考えられています。
温暖な地域で富山県では氷見など雪の少ない地域に生育する高木がヤブツバキ、多雪地帯に適応して雪の下になっても大丈夫なユキツバキ、
その中間種=雑種がユキバタツバキで、富山県の里山はほとんどこのユキバタツバキです。
背の高さや葉の質などからも中間的種だなあと思わせます。
花も中間的です。ヤブツバキはおしべの根元が白く一つになっています。ユキツバキは白いところはほとんどありません。これはやはり中間です。
ただ、ユキツバキのように地表に接した枝が発根するのかは私は知りませんが、十分あり得るのではないかと思っています。
ゆっくり調べてみたいと思います。
2003年12月13日
2004年4月3日 花じいの指まで写っています。。。
ヤブツバキに比べるとずい分下の方まで切れ込んでいますが、落ちるときはやはりポトリ
です。