アイアスカイノデ(オシダ科 イノデ属)
Polystichum longifrons
展示館前のスギ林の内部やでんでん沢の下付近などで見られる、高さ50〜100cm程度の夏緑性シダです。
本州(岩手県以南)、四国、九州の明るい林床などに分布しています。
イノデは有名ですが、実はたくさんの種(しゅ)があり、分類は結構面倒です。
このアイアスカイノデは、葉柄下部につく鱗片が幅が狭く、上部に向けてさらに狭くなります。
ソーラス(胞子嚢群)は辺縁よりにつき、イノデが中間に、サカゲイノデが中肋よりにつくのと区別できます。
2016年10月1日
2016年10月1日 鱗片 中心部が濃い褐色となります
2016年10月1日 ソーラス
2016年10月1日 葉先の様子 徐々に細くなります