ホソバナライシダ(オシダ科カナワラビ属)
Arachniodes miqueliana
散策路A61付近で見られる、夏緑性のシダです。
北海道、本州、九州の北部の山地林下などに分布しています。
かつてナライシダとしてナンゴクナライシダと区別されていなかったシダです。
富山県にはホソバナライシダとナンゴクナライシダの2種ともにありますが、
このねいの里では、ホソバナライシダがあります。
カナワラビ属ですが、夏緑性で葉質は柔らかく、ソーラスもやさしい感じです。
最終羽片の基部下側の小羽片は大きく、全体の亜たちは5角形になることが多いのですが、
この写真のものは、やや小さめで「本当にホソバナライシダかなあ」と思って近づいたところ、
裂片の形や一部の葉ではっきりと大きかったのでそれと分かりました。
2007年2月17日 全草の様子