コウヤワラビ(コウヤワラビ科 コウヤワラビ属)
Onoclea sensibilis var. interrupta
水生庭園奥の湿った場所に見られる、夏緑性の中型シダです。
北海道、本州、九州(中央山地まで)、他には中国東北部、南千島、南樺太、シベリア東部など、
どらかというと寒地の湿った所に分布しています。
富山県では標高15mほどの湿った土地でもでてきます。
葉は2型で、栄養葉の葉身は三角状楕円形で幅が広く、上部の羽片は中軸に流れ、連続した翼のようになります。
胞子葉は栄養葉と同じ高さかわずかに低く、胞子嚢群は薄くて透明な包膜に包まれ、それが葉面に包まれ、小羽片は無柄の球状となります。
2005年7月10日 全草(栄養葉)の様子
2005年7月10日 栄養葉の裏の様子
2005年7月10日 葉の裏の拡大