ミドリヒメワラビ(ヒメシダ科 ヒメシダ属)
Thelypteris viridifrons
A59付近の崖で見られる、夏緑性のシダです。
本州(東北中部以南)、四国、九州の低地の向陽地や村落内に雑草的に分布しています。
葉は鮮やかな緑色で、ヒメワラビのような黄色を帯びていません。
3回羽状深裂〜複生で、小羽片には短い柄がありますが、ヒメワラビは無柄であることが違います。。
また、小羽軸は裂片基部が流れて狭い翼となっています。
ソーラスは、裂片の中肋ろ縁辺の中間についています。
2006年9月24日 羽片の様子
2006年9月24日 小羽片の様子 小羽片に柄があります。この点がヒメワラビと違います。
2006年9月24日 葉柄の様子 無毛ですべすべです。ざらざらするイワヒメワラビとはここが違います。