オオベニシダ(オシダ科 オシダ属)
大紅羊歯 Dryopteris hondoensis

展示館前庭の奥からサンショウウオの池に向かう初めのところに見られる常緑性のシダです。
本州関東〜九州の低山林下などに分布しています。

ベニシダの仲間で、最下羽片の小羽片が切れ込みます。
トウゴクシダもそうですが、オオベニシダ羽片の柄が明らかなこと、
羽片裏側にある鱗片の基部が袋状のものがほとんど無いことが違います。
また葉柄基部の鱗片は中央部が暗褐色で辺縁は淡褐色です。

ミサキカグマとハチジョウベニシダの雑種起源とのことです。
ちょっと驚きました。


2017年8月10日 全草の様子


ソーラスと羽片の基部(柄が明らか)


葉柄下部(基部ではないが)