ヤマイヌワラビ(メシダ科(旧イワデンダ科) メシダ属)
Athyrium vidalii

展示館南庭の斜面で見られる、高さ40〜100cm程度の夏緑性シダです。
北海道〜九州(屋久島)の山地林床などに分布しています。

ヤマイヌワラビの特徴は、何と言っても、ソーラスを包む膜(包膜)が鉤状又は三日月状であることでしょう。
葉柄は20〜50cm、葉身も20〜50cmで、半分半分の感じです。
写真の個体は、葉柄ほぼ45cm、葉身45cmでした。

羽片には柄があり(無い場合もあるそうです)、小羽片はほぼ無柄です。
中軸、羽軸ともに赤紫色を帯びるか藁色ですが、写真のものは、やや赤紫色でした。

2005年5月28日  ソーラスと小羽片の様子。




2005年5月28日