キツネノボタン (キンポウゲ科 キンポウゲ属)
狐の牡丹 Ranunculus silerifolius


散策路のところどころ、、水生庭園付近などで見られる高さ30〜50cmの多年草です。
キツネノボタンは日本全土に分布するので良くみるのですが、
毛が斜上するものは変種ヤマキツネノボタンとなります。

葉の形がボタンに似ていることから、この名前がついたと言われています。

茎に毛があるのでケキツネノボタンかなと思ったのですが、そう果の先が巻いていること、小葉が丸みを帯びていることからキツネノボタンの方です。中には、毛が車上するものもあり、そちらは変種のヤマキツネノボタンではないかとも思いました。(保留中)

花は4〜7月。茎上に直径1〜1.5cmの黄色の花を咲かせます。
果はそう果で、キンポウゲやヒキノカサと違い、扁平なので違いがはっきりと分かります。


よく似た、ケキツネノボタンとの違いを表にしておきました。(ただこれは当てにならないとの説もあります)

ケキツネノボタン キツネノボタン
茎の毛 開出する毛が密生 ほぼ無毛
細い毛がある程度みられるものを
ヤマキツネノボタンとすることあり。
そう果の先 ほとんど巻かず、
一部で若干曲がる程度
先が巻く
小葉の幅 切れ込みは浅く、狭い 切れ込みは深く、広い



2004年10月16日  花と果の様子





2003年6月8日 葉は3出複葉で、小葉はさらに深く切れ込みますが小葉の幅は広いです。





2004年10月16日 ごく一部ですが毛が斜上しています。
左にはそう果の先が曲がっている様子が見えます。





2003年6月8日 そう果の様子