トウゴクミツバツツジ(ツツジ科 ツツジ属)
東国三葉躑躅 Rhododendron wadanum
展示館北側の庭のごく一部に植栽されている落葉低木です。葉は互生します。
本州(宮城県、山形県以南〜近畿地方東部の太平洋側)に分布しています。
富山県植物誌(1985年)によると極めてまれで、朝日町にあるとされていますが、自生なのでしょうか?
このねいの里のものは、私の見る限りではこの個体1つだけであり、植栽であろうと思います。
たぶん関東の業者さんを通じて仕入れたものなのでしょう。
花は4〜6月。葉の展開前又は展開と同時に紅紫色の花を咲かせます。
ユキグニミツバツツジとはどこが違うのかと言いますと、
1 花柱に腺のような毛があること。
2 葉柄にも毛が密生していること。
の2点で異なっていることが分かります。
2005年5月1日 花の様子 花だけ眺めていると普通のユキグニミツバツツジかなと思ってしまいます。
2005年5月3日 花柱には腺のような毛が生えています。
2005年5月3日 葉柄にも毛が密生しています。