カワウ
(PHALACROCORAX SCROFA)
生態について
本州から九州の水域で一年を通して観察することができる水鳥です。繁殖期に集団営巣地(コロニー)を作ることが有名であり、水に潜り魚を食べて生活しています。近年、全国で個体数が増えてきています。
富山県カワウ管理計画が県の方で作成されています。
富山県内の状況
富山県の分布
富山県の東部から西部の河川や海岸沿いに分布しています。
被害形態
近年、増加している鳥類の1種で、アユなどの漁業被害が出ています。
繁殖の際に大きなコロニーを形成するため、糞害によって水辺の木が枯死する被害も見られています。
被害状況
富山県内では、富山市内に2つのコロニーがあり、アユや放流しているサケの稚魚を捕食するといった漁業被害が出ています。
被害防除対策
1.被害対策
駆除を行っている地域もあるようだが、季節によって移動する傾向が見られるため、いくつかの地域で連携を取りながら駆除することが良いとされています。一部の地域でテープ張りなどによる繁殖抑制などの取り組みも行われています。
2.富山県内の対策状況
富山県内では、河川での被害対策や駆除などが行われています。
集団営巣地(コロニー)
古洞池⇒現在は消失し、庄川中州やサギの森(通称:富山市)でコロニーが確認されています。