アカバナ
アカバナ科
アカバナ属
赤花
Epilobium pyrricholophum
水生庭園の奥(ハッチョウトンボの池付近)に見られる多年草です。葉は互生します。
北海道、本州、四国、九州の山野の水湿地に分布しています。
ちょっと高い山にいくと、茎に腺毛がないものをムツアカバナとして分けるときがありますが、
やや少ない程度のものもあり、区別するか迷います。
ねいの里のものはふつうのアカバナですけど。
赤い花が(特に蕾のとき)目立つので付いた名前です。
この仲間は雌しべの柱頭の形がこん棒状か頭状かが重要な区別点にもなっています。
このアカバナはこん棒状ですが、写真からわかるでしょうか。
花は8月~9月。長い子房の先に赤い花が咲きます。まるで花柄のような子房なんですね。
花が終わるとこの子房はさらに長くなって、写真下のように果実が稔るのです。
果実はさく果で、熟すと4裂します。
2004年9月19日 柱頭がこん棒状です。
2004年9月11日 花のあと長い子房がさらに長く伸びていきます。