開館時間
9:00 〜 17:00

入館無料

休館日

毎週火曜日(祝日は除く)、祝日の翌日(翌日が土・日曜日の場合は月曜日が休館)
年末年始、※鳥獣保護センターは年末年始のみ休館

ねいの里 ☎076-469-5252

鳥獣保護センター☎076-469-5555

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ケナシヤブデマリ (レンプクソウ科を変更・旧スイカズラ科)

ガマズミ科

ガマズミ属

毛無藪手毬

Viburnum plicatum var. plicatum f. glabrum

展示館前の広場の奥にある落葉低木~小高木です。葉は対生しています。
母種のヤブデマリは、本州(太平洋側)、四国、九州に分布しますが、変種であるこのケナシヤブデマリは本州の日本海側(東北から北陸)に分布しています。

私たち北陸の人間は、普通にヤブデマリと呼んでいますが、太平洋側のヤブデマリに比べ、葉が広く毛がほとんどないのが特徴です。

オオバクロモジのところでも書きましたが、日本海側の植物は、葉が大きいものが結構あると思いませんか。
同種の植物でも日本海側のものは葉が大きく、場合によっては変種とされているものもあります。
ブナ、ヤマボウシ、キタコブシ、ヒロハゴマギ、ヒロハ(ケナシ)ヤブデマリなどがこれにあたります。
また、別種とされてはいますが、葉の大きい日本海側要素とされているものもあります。
オオバクロモジのほか、オオコメツツジなどがこれにあたります。またオオバツツジなどは日本海側要素の種です。

花は、5月~6月枝先に散房花序を出し、花序の中心は両性花で、その周りを直径2、3cmの装飾花が取り囲みます。
この装飾花の裂片のうち1つが極端に小さいので他のものと区別できます。

果実は8~10月に花序とともに赤くなり、完全に熟すと黒くなります。この黒色により花序や実熟な果実の赤がかえってめだちます。
これを二色効果と呼んでいますが、花序やまだ完全に熟していない果実の赤色が、ここに果実があるよと鳥に教える標識になっているのです。

2004年5月2日 花の様子 装飾花のうち1つだけ極端に小さいのです。

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