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年末年始、※鳥獣保護センターは年末年始のみ休館

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ザゼンソウ (別名:ダルマソウ(植栽))

サトイモ科

ザゼンソウ属

座禅草

Symplocarpus renifolius

谷の水湿地に生えている多年草です。(ねいの里のものは植栽です)
北海道、本州(広島以北)に分布しています。

花序の様子が座禅をしている僧のようだというので「ザゼンソウ」です。
ミズバショウより一足先に咲き出し、花が咲き出してから葉を展開していきます。
今回見たのは、葉もかなり広がっているので花はもう終りなのですね。
ミズバショウは水に浸かっている場所に多いのに対し、これは若干陸に出たところでよく見られますね。

さて、この草本の花はどれだか分かりますね。茶褐色なのは仏炎苞で中に花序があるのです。
そして、その中にたくさんの花が集まっているのですが、花被片は4個で、3番目の写真の亀甲状のものが花被片の上部で、花弁とガクの区別はありません。でも普通に見てどこらあたりが花被片なんだろうって思いますよね。
そしてその真ん中に雌しべ1個、おしべが4個あるのですが、この植物は雌性先熟(雌しべが早く熟し、その後おしべが熟すこと)で、下の写真はおしべが花粉を出しているか、終わったころだと思われます。

根茎は太く短く、ニラのような匂いがするそうですが、そこまでは試した事がありません。

また、この植物は、発熱植物としても有名です。早春のころ仏炎苞内を暖かくしてハエなどが活動できるようにしているとも、花を守っているとも言われています。この発熱の仕組みは最近良く分かってきました。普通、ミトコンドリアの電子伝達系ではATP(アデノシン三リン酸)という地球生命共通のエネルギー源ともいうべき物質を作り出し、このATPがADPとリン酸基に分離するときの電子エネルギーを運動や発熱に使って私たちは生命体を維持しているのです。ところがこのザゼンソウは電子伝達系から直接熱を生産していることが明らかにされているのです。

2004年4月3日 真上から撮ったものです。

 

2004年4月3日 仏炎苞の中に花序が見えます。

2004年4月3日 これはもう、おしべが花粉を出しているものと思われます。

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