イノシシ
(SUS SCROFA)
生態について
落葉広葉樹林から里山の2次林、農耕地などに広く生息している。昆虫や植物の根を掘り起こして食べる。子供は母親と群れを形成し、産まれてから約4ヶ月ほどは背中にしまうりの様な模様が入っているため“ウリ坊”と呼ばれている。
ねいの里では新たにイノシシのわなによる捕獲マニュアルを作成しました。あわせて、イノシシの被害防止のパンフレットを作成しています。
富山県では富山県イノシシ管理計画やイノシシ出没マニュアルが作成されています。そのほか、くくりわなでの捕獲時の安全捕獲マニュアルなども作成されています。ご参考にしてください。
富山県内の状況
富山県の分布
富山県の東部から西部の平地から亜高山帯まで分布し、近年は立山の地獄谷用の高山帯でも目撃された記録があります。
被害状況
富山県内では、舟橋村を除くほぼ全域で被害が確認されており、イネの被害が最も多く、サツマイモやジャガイモなどの被害報告もあります。全国同様、富山県内でも近年、分布が拡大しており、それとともに被害地域も拡大している。
被害防除対策
1.被害対策
シカやカモシカ同様に電気柵が有効であるとされています。
シカのように段数も多く高いものは必要ないが、設置するときは低い位置(20㎝)の柵をしっかり張った方がよいとされています。その他、サルも含めた対応で金網製のフェンスと電気柵の複合柵やフェンスのみの設置などがある。
2.富山県内の対策状況
富山県内で被害の多い地域は、電気柵で防除しています。また、個体数調整のための捕獲が行われています。